お知らせ

2018年5月31日

『身近な薬用ハーブ ミント』

食用からアロマテラピーなど幅広く利用されているミントですが、
薬用にも利用されます。
その歴史はおよそ3500年前から古代ギリシャで生薬として使用され、
日本にも中国経由で伝わり室町時代には薬種として用いられていたと言われています。

品種も非常に多く、EU圏ではペパーミント、
アジアではハッカが主に薬用として使用されており 2018.6月号(松が丘ミント)
園芸用ではスペアミントが多く流通しています。
薬用成分のメントールはリラックス(鎮静)効果があり、
鼻詰まりの改善や鎮痛効果を期待して吸入剤にも使用されます。
体を冷やす作用もあり冷感シップに配合され、
皮膚に塗布したときの爽快感から痒み止めの塗り薬に配合されることもあります。                                                薬局などで購入できるハッカ油は昨今では芳香剤や入浴剤・
虫除け・掃除など様々な用途に使用されており、
夏季は空調の風を当てることで芳香と冷感の効果が期待できます。
自分でミントを育てる場合は簡単に栽培できますが、繁殖力が非常に強く
安易に庭などに地植えしてしまうと広範囲に増えて
他の植物の育成の妨げになってしまうので注意が必要です。

(写真は、㈱あさひ薬局松が丘店で育てているミントです。)

top