お知らせ

2017年3月9日

目薬の使い方

スギ花粉の季節になりましたね。
鼻水とともに目の痒みの症状も辛くなるこの時期、目薬を使う機会も多いかと思います。
でも、目薬を上手くさせないことって多いですよね。ちゃんと目の中にポトッと落とせなくて目の周りに薬があふれてしまったり、心配で決められた回数よりも多くさしてしまったり。
人間が目を閉じたときにできるまぶたと眼球の空間は約30μℓ(1μℓは1/1000mℓ)という狭さ。
一方、目薬1滴は27~50μℓ。元々涙が7μℓあるので、目薬の量は1滴で十分ということになります。あふれた薬液が目の周りに付いてしまうと炎症を起こすこともあり、容器の先端が目やまぶた、まつ毛に触れてしまうと目薬全体が汚染されてしまう心配があります。
薬局にみえる患者さんにおいても、目薬をさすことで苦労されている方は意外に多くいらっしゃいます。
そのような方には「げんこつ法」という方法をお勧めすることがあります。

[げんこつ法]花粉症 目薬
※右利きの場合
①右手で目薬の容器を持ちます。
②左手でげんこつを作って目の下の頬に当て、した瞼を軽く下に引っ張ります。(あっかんベーをするような感じ)
③上を向き、左手のげんこつの上に目薬を持った右手を乗せて手を安定させて点眼します。
(右手と左手のげんこつが重なるような感じになります)

いかがでしょうか。
この方法は点眼薬のメーカーさんの企業サイトなどでもよく見かける方法なのですが、御存じでない方も多いかと思いご紹介してみました。
目薬を上手くさせなくて苦労している方は是非試してみてくださいね。

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