人の生活環境には思っている以上にカビが存在しています。
一言でカビと言っても人体にとって有益なものや無害なものもあれば、有害なものもあります。
例えば、発酵食品はカビの作用で出来上がる健康食品で、いわゆる人体に有益なものです。
一方でアレルギーの原因となり、皮膚や呼吸器に悪影響を与える有害なものも。
そして、これらのカビを身の回りから完全に無くすことは不可能です。
健康に悪影響が出ないようにするためには、いかにカビの増殖を抑制するかが大切です。
カビが繁殖しやすい環境は湿気が多く、風通しの悪い環境です。
キッチンのシンク下の収納や、クローゼット・箪笥などの衣類収納、室内にある観葉植物の鉢なども発生源になりやすく、
切り花を飾る花瓶も、毎日水を替えていても頻繁に洗浄しないとカビが繁殖してしまいます。
家電ではエアコンのフィルターや、加湿器などがカビの発生源になりやすいので、これらの製品はたとえ防カビ加工が施されていたとしても、定期的に掃除を行わないとカビが繁殖し室内に散布する事になってしまいます。
有害なカビの繁殖を防ぐために洗えるものは定期的な洗浄、収納類は頻繁に空気を入れ替えて乾燥剤などで湿度の上昇を防ぎましょう。