小さなお子様に薬を飲ませることは、保護者の方にとって簡単な事ではありません。
7歳未満のお子様で、医師の指示通り服薬できているのは全体の55%と言われています。
年齢別の飲ませ方、ワンポイントアドバイスをご紹介いたします。
比較的素直に飲んでくれる 新生児~乳児
手を固定しスポイトを使って横抱きで少しずつ飲ませる。
縦抱きだと口の中から薬を出し易い。
又は水を少量加えてペースト状にし、頬の内側に塗る。
味覚が発達し自我が芽生え、ひどく嫌がることが多い 1歳前後~3歳
少量ずつ少量ずつ食品と混ぜて飲ませる。
少しでも飲めたら褒める、食前やおやつ前に飲ませてみる、服用後は嫌な味が残らない
ように十分な飲み物を与える。
※混ぜると苦みが出てしまう食品もあるので、都度、薬剤師に相談しましょう。
納得すれば我慢して飲める 4歳以上
水で服用する「おとなのみ」で自信と達成感を持たせる。
女児なら3歳半(女児の方が精神の発達が若干早いようです)男児なら4歳以上になると
大人と同じように水だけで粉薬を服用出来るようになる。
少し水を含ませ(お口に大きな池を作る)喉の奥はむせてしまうので、下顎の前歯の裏側
に入れる。
5歳になったら錠剤にチャレンジ!
水で飲みこめない時は食事と一緒に飲み込む、プリン・ゼリーなど半固形状の食品を利用
する
以上、いかがでしたか?
薬剤師はいつでもご相談をお受けしています。
お子様を励ましながら、時には大いに褒め、自信を持つことをみんなでサポートしていき
ましょう。