症状にもよりますが、いわゆる生活習慣病と呼ばれる治療をしている方々は毎日、長期に薬を服用することが必要となります。『薬は正しく服用して当たり前。』というのは建前で、飲み忘れのない患者さんはいないのではないでしょうか?
薬はしっかり飲んだ方が、その分効果も期待できますが、ご高齢になると薬の種類も増え管理が大変です。
その助けとなる1つがお薬カレンダーです。服用時ごとに薬をあらかじめ分けておけば、飲み忘れや重複服用を防ぐことができます。
その他ピルケースを活用すると外出時の服用に効果的です。
しかし、それだけでは不十分。お薬を飲んでいただく患者さんの意識も大切です。生活習慣病は自覚症状が少ないことも飲み忘れを招く原因の1つと考えられます。薬を飲む理由、治療の効果などをしっかり理解していただくことで意識も変わります。それを説明、理解していただくことで治療をサポートすることができるのが私たち薬剤師だと思っています。患者さんにとって身近な存在になるために今後も努力していきます。