春先のこの季節、花粉症のくしゃみは春の季語に加えてよいくらい身近なものになってきました。それなのに『コロナ禍』以降くしゃみは感染を助長する注意警報になってしまいそうです。アレルギーによる粘膜の炎症は感染を助長し、くしゃみが感染を広げるのだから仕方ありません。
ですからコロナを含め二重の意味での対策が必要です。
花粉症の対策
◆花粉が飛びやすいとされている気象条件は、晴天または曇天の日・前の日に雨が降った
日・日中の気温が高めの日・湿度が低く乾燥した日・強めの南風が吹いた後北風に
変わった日などです。
このような日はご自身でも行えるセルフケアをしっかり行いましょう。
◆食生活において、アレルギーの症状を軽くするためには、規則正しい食生活が重要です。
暴飲暴食は避け、お酒やお菓子は控え目にして体に負担をかけないようにしましょう。体
に優しいお茶や野菜をたくさんとり、栄養バランスのいい食事を心がけましょう。
◆習慣についても気を付けていくポイントを知っておきましょう。
ⅰ)帰宅後は、玄関前で服についた花粉を払い落としてから室内に入りましょう。
うがいや洗顔で、花粉を洗い流すと効果的です。
ⅱ)服装は、できるだけツルツルとして凹凸のない素材の服を選びましょう。コートなど、
一番上に着るものは特に注意が必要です。
ⅲ)花粉用ゴーグルも売られていますので試してみるのもいいかもしれません。 家のなかで
は空気清浄機をかけて花粉の飛散を防ぎます。喉がつらい人は、うるおいを保つ加湿器を
利用してみてください。
〇モーニングアタックにご用心!
朝の起きがけに、鼻水や発作的なくしゃみなどの鼻炎症状が現れることをモーニングアタックと呼び、朝目覚めてからすぐにひどい症状に悩まされる人が多いようです。
原因としては諸説あるのですが花粉の侵入の少ない室内で、花粉症の症状が朝に見られることから、自律神経のバランスの乱れが主な原因と考えられています。
〇夜の花粉症対策として帰宅時や就寝前対処が重要です!
・室内に入る前に玄関前で服についた花粉を払い落とす
・体についた花粉は手洗いやうがい、洗顔でしっかり洗い流す
・窓やドアをしっかりと閉めて室内への花粉の侵入を防ぐ
・こまめに掃除をすることで室内に入った花粉を除去する
・睡眠時に花粉を吸いこまないよう寝具もこまめに清掃する
・布団乾燥機などを利用し、花粉シーズンは布団は外に干さないようにする
・空気清浄機をかけて、室内での花粉の飛散を防ぐ
花粉症は日本人にとって国民病ともいえる病気です、そのために多くの人が苦しんできましたが花粉症への対策のおかげでコロナ対策ではマスク習慣をいち早く生活の一部とすることができました。先んじた対処が転ばぬ先の杖であり、塞翁が馬にもなるものですね。