お知らせ

2014年5月13日

目薬の使い方について

「お薬出しておきます。1日1回朝食後に1錠飲んで下さい。」このように医師に言われた場合、皆さんは朝食を済ませた後、錠剤を包装から取り出して、水でゴクンとお薬を飲みますよね?「液体で薬を胃へと確実に流し込んで下さい」といった具体的な指示がなくてもそうしているかと思います。

点眼剤、通称「目薬」は、その名の通り「目のお薬」です。今回は「点(さ)して下さい」の意図する動きをご説明しますので、再確認してみて下さいね。
1.清潔な手でまぶたを引き、容器の先がどこにも触れないように滴下する。
(通常1~3滴)
2.薬液が鼻や口に流れ出ないよう、まぶたを閉じ、軽く目頭を押さえて1分程度待つ。
まばたきの必要はありません。
3.溢れ出た薬液は清潔なガーゼやティッシュなどで優しく拭き取る。
4.複数の目薬を 同時に点す場合は、最低でも5分以上空ける。目に保てる液量に は
限界があり、滴下量は一般的には1滴で十分な量です。過剰に滴下しても目の外に
出ていくばかりとなるため、必要以上に点すことは避けましょう。

注意すべき点
1.医師から点眼の時間や滴下量など、特別な指示がある場合はその指示に従う。
2.開封後1ヶ月以上経った目薬は、使用を避ける。今回のお話は、医療用点眼剤の一般
的な使用方法です。
目薬の種類によっては、点眼の順番や間隔、保管方法などが異なるため、その都度確認
し、正しく安全に使用しましょう。

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