お知らせ

2012年10月12日

寒暖差アレルギー

寒暖差アレルギー1今回は、最近よく耳にする機会が増えた゛寒暖差アレルギー゛の実態についてお伝えしていきます。
◆寒暖差アレルギーとは何か!?
温度差の刺激により鼻の奥にある毛細血管がつまり、粘膜が剥がれることが原因といわれているのが寒暖差アレルギー。
例えば、寒い屋外からデパートや飲食店などの暖かい屋内へ入った後、数分後にさらさらとした鼻水が垂れてきたという経験はありませんか?
逆に、暖かい屋内から寒い屋外へ出た後にもこのような現象が起こりがちですよね。
このような風邪や花粉症、アレルギー性鼻炎でもないのに鼻水が出るという方は寒暖差アレルギーの疑いがあるようです。

◆寒暖差アレルギーの目安は?
花粉症でも鼻炎でもないのに、咳やくしゃみ、鼻水の症状を訴えている人がいます。
そのようなアレルギー症状が寒暖差によるものかどうか目安となるポイントが2つあります。
①目…炎症があるかどうか                     
  →充血していなかったら寒暖差アレルギーの可能性あり。   
②鼻…鼻水の色
  →透明だったら寒暖差アレルギーの可能性あり。
実際には耳鼻科で検査を受けるとより詳しく判明します。

◆生活習慣で鼻水を予防する方法
①マフラーや手袋、厚手のタイツや靴下を着用して、しっかり防寒をし冷たい外気に触れる部位を減らす。
②寒暖の差を感じたら衣類をこまめに脱ぎ着をし、極端な体感温度の差を作らない。
③38度から40度の入浴をして体を温めて免疫力アップ。
④ニンニクやショウガ、スパイスを使った料理で血行をよくする。

◆ツボ押しで鼻水を予防する方法
鼻水をおさえるツボが3箇所あります。場所を覚えて気になるときに押してみましょう!
押すだけで、鼻の通りも良くなってすっきりしますよ。
①晴明(せいめい)…目頭と鼻の付け根の骨の間を、指がずれないように固定して押す。
②迎香(げいこう)…鼻の一番膨らんだところの左右外側にあるくぼんだ所を強めに押す。
③巨りょう(こりょう)…ほほ骨の一番高いところのすぐ下を押す。

◆寒暖差による体調不良
寒暖差による体調不良はアレルギー症状だけではなく、食欲不振・睡眠トラブル・疲れやすい・イライラするなど、自律神経に影響を及ぼすことがあります。
自律神経は、寒い時は血管を縮め体温を逃がさないようにし、逆に暑いときは、血管を広げ温度差に体を適応させる役割を果たしているのです。
しかし、その自律神経がスムーズに適応できる範囲は、寒暖差が約7度と言われています。
それよりも大きな寒暖差には自律神経が適応できず、体がアンバランスな状態になってくるのだといいます。

この時期は温度差が激しいので、生活習慣の工夫とツボ押しで、体調管理に気をつけて、鼻水が出にくい体質を手に入れましょう!!

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