秋といえばおいしいものが多く出回り、血糖値も気になる季節ではないでしょうか?
血糖値を抑えるためには、GI値(ブドウ糖を100としたときにどれだけ血糖値を上昇させるかを示した指数)を低くすることが大切です。
例えば旬のサツマイモは炭水化物ではあるものの、
たっぷりの食物繊維が血糖値の上昇を緩やかにしてくれるGI食品です。
特に、以下3つのポイントを抑えることでさらなる効果が期待できます。
➀ 熱を通した後、4~5度くらいまで冷ますこと。糖質を吸収しにくいレジスタントス
ターチに変えてくれます。加熱する際は調理時間が短いほど糖への変換が少ないの
で、焼き芋より揚げた方がGI値が抑えられます。
⓶ 皮ごと食べること。皮の周辺に含まれるヤラピンという物質により、デトックス効果
が期待できます。あまり丸々としたものより、多少スレンダーなお芋の方が良いのか
もしれません。
➂ 食前に食べること。満腹感で米の摂取を減らし糖質の置き換えをします。ただし、一
日の摂取量は100グラム位としましょう。
サツマイモは食物繊維が多くお通じが良くなると言われていますが、「レジスタントスターチ」や「ヤラピン」の働きでもあるのです。
馬肥ゆる秋は、GI値を低く抑えながら旬の物を食べて元気に過ごしましょう。
(※サツマイモはカリウムも豊富なので、カリウムの制限をされている方はご注意を。)