この時期健康診断もあり、普段から血圧を測って記録されている方以外も自分の血圧の具体的な数値を目にする機会が増えますね。すぐにお薬を飲むことにならなくても医師に「食生活を見直してください」と言われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。それでは食生活を見直すとは何をすればいいのでしょう。
<減塩>多くの料理に含まれている塩分が血圧を上げてしまう事はご存知の方も多いかと思います。日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン2014」では1日に摂る塩分量は6g未満となっています。初めから数字にこだわり過ぎると難しいので徐々に慣らしていくといいでしょう。料理に含まれる塩分量をいくつかあげてみました。味付けにより多少増減しますが参考にしてみてください。他にも最近よく耳にするようになった「ノンオイルドレッシング」は油分がないのでコクを出すために「カロリーオフ」のドレッシングより塩分が多いケースがあります。
<アルコール制限>アルコールは一時的に血圧を下げますが、習慣的な大量飲酒は血圧上昇の原因になります。適量は体重や体質にもよりますが、1日量の目安として参考にしてください。食事の他にも禁煙、適度な運動(1日30~40分のウォーキングなど)などを「継続」することが大切です。いきなり高い目標を決めて無理をしていると「継続」できなくなるので段階を踏んで目標を上げていきましょう。
これから先も続けていけるように、出来ることから始めて、健康な生活を目指しましょう。
【塩分量】ハンバーグ1人前(約4.2g) 味噌汁1杯(約1.4g) ラーメン1杯(約5.4g) 餃子10個(約3.3g) ポークカレー1人前(約4.1g)
【アルコール1日摂取量】男性:ビール(大瓶1本以下) 日本酒(1合以下) ワイン(グラス2杯以下) 焼酎(0.6合以下)、女性:ビール(缶ビール1本以下) 日本酒(0.5合以下) ワイン(グラス1杯以下) 焼酎(0.3合以下)