お知らせ

2014年10月3日

漢方から清朝皇帝たちに思いを馳せる

秋2014最近、漢方に関する研修会を受講しています。
その研修会とは、現代医学及び東洋医学からみた疾患別の講義で、使用される漢方薬について説明がなされますが、毎回興味深く拝聴し、その奥深さには感銘を受けています。歴史好きの自分としては東洋医学という観点から、とりわけ清朝(1616~1911)に思いを馳せてしまいます。
なかでも、295年続いた王朝に立った皇帝が全部でわずか12名であることは軽い驚きです。 西太后の一族を含む3人は夭折し、その夫である第9代も短命でしたが、他は概ね長寿でした。しかも名君が多かったとか。特に第4代康熙帝(こうきてい)・第6代乾隆帝(けんりゅうてい)は、その長い治世と共に後世においても偉大さが称えられています。
愛新覚羅家(清の帝室の一族の姓)が健康で聡明であること、跡目争いを避けるべく、康熙帝の代から皇太子が置かれなくなった等もありますが、要因のひとつには、漢方医学に支えられてきたということもあるのでしょう。
そのように考えるとより面白く、今後も学ぶ意欲が沸いてきます。

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