今回のテーマは、風邪に使われる主な漢方についてです。
漢方では「風邪にかかったらまずは体を温めて治癒を早める」事を目的として治療を進めていきます。
その人の病気に対する抵抗力の程度(偽証・実証)や引き始め、あるいは治りかけなど風邪の時期によって変わってきます。
熱証・寒証という状態も重視していきます。
ぞくぞくとした悪寒を感じる場合が「寒性の風邪」で、悪寒を伴わない場合が「熱性の風邪」です。
例えば、葛根湯は寒性の風邪に用い、体を温める代表的な漢方です。
風邪はかかってる時期で症状が変わってきます。 漢方では症状に応じて変えていく方法がとられています。